個人事業主として開業すると、経理事務もすべて自分で行う必要があります。
経理事務は、他の職種と同じように様々なノウハウがあります。
開業する前に経理事務の流れを学ぶ方法を紹介します。
経理事務は本業と同じくらい大事な仕事
個人事業主として開業する場合、自分が専門としている業種・職種の仕事を持っていることでしょう。
経理事務は、そのような自分の本業の仕事と同じくらい大事な仕事です。
自分の経営状態が分からなくなる
経理事務を正確にこなしていないと、自分の経営状態が分からなくなります。
経理事務を正確にこなし、お金の出入りを見ることで、現在の経営状態が調子が良いのか悪いのか、判断できるようになります。
税金が正しく払えなくなる
経理事務を行い、仕事上のお金の出入りを正確にまとめた結果から、税金の額が計算されます。
自分の仕事の経理事務を正確にこなしていないと、払う税額が不正確なものになってしまいます。
もし税額を本来払うべき金額より少なく計算してしまえば、法律に反してしまいおおごとになります。
お金の計算がずれた時、時間が無駄になる
経理事務をマメにこなさないと、仕事上のお金の出入りは意外とすぐにずれてきて、合わなくなってきます。
ずれが大きくなると、後から調べてずれの原因を探すのはとても大変になって時間のロスになります。
経理事務を学ぶのにおすすめの本
経理事務は、本を読んで学んでおきましょう。
会社の経理も個人の経理も基本は同じ
自分がなるのが個人事業主なので、株式会社などの経理事務のノウハウはそのまま適用できないのではないか、と思うかもしれません。
会計や簿記、経理事務の基本的な内容は個人事業主も法人も同じです。
ただし、法人の方がさらに難しい処理が必要になってきます。
よって、会社向けの本と個人事業主向けの本の区別は意識せずに経理関連の本を読めば問題ありません。
経理事務を学ぶための具体的なおすすめの本
日本実業出版社の小泉禎久「経理のおしごと手帖」は、経理の現場のノウハウを初心者向けに説明している大変おすすめの本です。
インターネットで探しても載っていないノウハウをとても丁寧に説明してくれています。
経理のおしごと手帖
さらに 会計全般、簿記の知識も身に付けておく
お金の計算全体を理解しながら経理事務をこなすには、経理の実務のノウハウ以外に会計全般の知識、簿記の知識なども必要です。
別途、会計関連の本と簿記の知識も学んで身につけておきましょう。
この場合も、無理に個人事業主向けの本を探す必要はありません。
個人事業主か会社向けかは関係なく、会計等の入門書を探して読めば問題ありません。
会計、簿記を学ぶための本はたくさんありますが、私が開業の準備期間に読んだ例を以下にあげます。
一人で学べるはじめての簿記
[最新版]図解 決算書を読みこなして経営分析ができる本
カラー版 会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編>
小難しい会計の知識なんて不要!経営分析の超入門講座