人付き合いが下手な人や対人恐怖症の人も、就職して働いて生活に必要なものを得る必要があります。
しかし、人付き合いが下手な人は就職の面接で合格するのが大変です。
人付き合いが下手でも就職の面接で合格する方法を考えてみましょう。
基本的な事実 面接官は受験者がどのような人間か見抜けない
面接官は特殊能力を持っていない普通の人
当然のことですが、就職の面接官は人の内面を見抜く特殊能力を持っている人ではなく、普通の人です。
たまたま人事部に配属されている社員や、たまたま部長や社長をやっている人で、普通の人です。
そのため、20〜30分程度の時間で受験者がどのような人か、仕事の適性はどのくらいかなど、見抜けません。
面接官は、雰囲気で明るく快活な人かそうでないか見ているだけ
世間では暗いよりは明るく快活な人が善とされます。
仕事上も、明るく快活な人の方が社内のやりとりもスムーズで、外部の取引先にも印象が良いだろう、ということで、明るく快活な人が高く評価されます。
そのため、面接官は受験者が明るく快活か、そうでないか、だけを見ています。
初めて会った人と20〜30分話したくらいでそのような雰囲気以上のことを見抜くのは無理だからです。
面接で合格する方法 明るく快活な人を演じると良い
面接で合格するためには、明るく快活な人を演じると良いでしょう。
性格など人により様々なので、暗い人も明るい人もいるでしょうが、明るく快活な人を演じるのは誰でもできます。
履歴書でも明るく快活な人を演じる
履歴書でも明るく快活な人を演じます。
例えば営業職の面接なら、志望動機に人と話すのが好きだから志望しました、などと書いておきます。
性格の欄にも、明るい、と書いておきます。
面接の本番でも明るく快活な人物を演じる
面接の本番でも、履歴書の内容にもとづいて明るく快活な人物を演じます。
例えば営業職の面接なら、人と話すのが好きなので営業は自分に向いていると思い志望しました、と述べます。
私場合、明るく快活な人物を演じたら採用された
私は対人恐怖症でしたが、就職しなければならないので何箇所か面接を受けました。
当初は本音で面接を受けていたため、ほとんど落とされました。
明るく快活な人物を演じないと合格しなさそうだと気付き、営業職の面接を受ける時、明るく快活な人物を演じました。
履歴書でも明るく快活な人物を演じました。
面接の本番でも履歴書にもとづき、人と話すのが好きなので自分には営業職が合っていると思います、と述べました。
結果的に合格しました。
面接官の好みもあるので、人付き合いが下手でも悲観しなくて大丈夫
以上のように、演じれば面接に合格できます。
もう一つ、面接官の好みというものもあります。
人付き合いが下手な人や対人恐怖症の人なら、明るく快活な人よりは大人しめの暗い感じの人が多いのではないでしょうか。
面接官の好みも色々なので、明るく快活な人よりもおとなしめの静かな人間を好む面接官もいます。
暗めの人がいくら明るく快活な人間を演じても、なんとなくおとなしめな人間の雰囲気は出てしまうかもしれません。
しかし、面接を受けた会社の面接官がおとなしめの人間を好む人だった場合、合格できます。
まとめると以下のような条件のときに面接に合格できます。
- 素の自分で面接を受けず、明るく快活な人物を演じた場合
- 面接官がどちらかというとおとなしめの人間を好む人だった場合
根気よく何箇所も面接を受け続けていれば、上記の条件がそろう時が来て、合格できます。
参考 おすすめの求人情報
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民主団体や労働組合は、おおまかに言えば私たちのような財産を持たない一般庶民の権利を守る目的で活動しています。
民主経営の会社は、創業者がビジネスアイデアを活かして一儲けしようと思って作った会社ではなく、労働者階級が自ら作った会社です。
そのため、ある程度働きやすい可能性が高いです。
また、人付き合いを巧みにこなして勝ち上がってきた勝ち組のような従業員はあまりいない傾向もあります。
民主団体や労働組合の職員になったとしても、当然ながら嫌な同僚、嫌な上司、などはいるかもしれません。
民主経営の会社でも、不当解雇などをしてくるかもしれません。
しかし、一般庶民の権利を守る目的で活動している団体や、労働者階級が自ら作った会社なので、自分が法律や労働者の権利などを勉強し、その知識に基づいて正当な主張や反論をすることで、ある程度議論が成り立つ可能性があります。
よくニュースで聞くような、有無を言わさず不当な職場異動をさせられて資料室に机を一つ置いて仕事を与えられずに閉じ込められる、などのやり方で全く議論が成り立たない、という状況にはなりにくいです。
ですので、人付き合い下手や対人恐怖症などの人で就職後の会社生活が不安で、弱肉強食の会社生活において同僚や上司との人間関係が心配でならない、ニュースで聞くようなブラック企業で自殺に追い込まれるのではないかと心配でならない、という場合は「しんぶん赤旗」の求人欄を利用するのをおすすめします。
どのような職場でも、不当なことを正す努力は必要
先ほど述べた通り、民主経営の会社であっても不当解雇や上司から部下への不当な攻撃は行われるので、労働組合に入って日々勉強して、不当なやり方に対して自分で反論できるよう勉強する必要はあります。
会社の業務で起こる不当なことについては、労働組合に相談して、集団で解決しましょう。
ちなみに労働組合に入ったら、労働組合は自分自身です。何かあったとき労働組合という団体に頼むと労働組合が何かやってくれるわけではありません。労働組合は労働者が集まって作っているものなので、労働組合の本体は組合員である自分自身です。
労働組合に助けを求めたら、自分を含む労働組合員全員で問題の解決の努力をすることになります。
労働組合に入っていなければ、不当なことをする会社や、不当なことをする上司と、自分個人で対することになります。
一方、労働組合に入っていれば、不当なことに対しては労働組合として集団で対することができます。