地球が太陽の周りを公転していると言える理由

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地球が太陽の周りを公転していると学校で習いました。
教科書にそのように書いてあるからそうだと思っていますが、証拠はよく知りませんでした。

宇宙には何も基準がなさそうなので地球が太陽の周りを回っているか、その逆か、分からない

地球上で何かの動きを調べるなら、地面を基準にできます。

地上で玉Aが止まっていて、一方で玉Bは動いていて、玉Aの周りを玉Bが回っていれば、玉Bが玉Aの周りを回っていると言えます。

一方、銀河系とアンドロメダ銀河の中間あたりの宇宙空間に玉Aが浮かんでいて、玉Bが玉Aの周りを回っているように見えたとして、宇宙空間なら何も基準になるものがないので玉Aを固定して見れば玉Aの周りを玉Bが回っているとも言えますが、玉Bを固定して見れば玉Bの周りを玉Aが回っているとも言えます。

ということで、太陽系も太陽を固定して見れば太陽の周りを惑星たちが回っているように見えて、確かにそのようにして見ると動きが単純ですっきりしますが、地球を固定して見れば地球の周りを太陽が回っていてその太陽の周りを他の惑星が回っているようにも見えます。

地球と太陽とさらに他の恒星の位置の変化を調べると地球が太陽の周りを回っていると分かる

太陽系だけを見た場合は確かに太陽が中心なのか地球が中心なのか海王星が中心なのか不明ですが、実際は太陽系だけではなく地球と太陽とさらに他の恒星も含めて互いの位置の変化を観測し、星の年周視差というものや年周光行差というものを調べた結果、地球が太陽の周りを回っていることが分かったらしいです。
中学の理科の教科書などにはそこまでややこしい説明は載っていませんでした。

ただし地球と太陽と他の恒星との位置関係を調べる場合、太陽以外の恒星はとても遠くにあり、相対的な位置の変化は非常に微々たるもので、私のような素人が観測できるレベルのものではないようです。

それでも、とりあえず太陽系だけではなく他の恒星も使って明確に地球が太陽の周りを回っていることが確かめられているということを社会人になってから知りました。
天文学の入門書のような本に書いてありました。

参考


インターネット望遠鏡で観測! 現代天文学入門 [ 慶應義塾大学インターネット望遠鏡プロジェクト ]

筆者
わたし

差別や暴力が渦巻き、弱い者や不器用な者や真面目にやろうとする者を嘲り笑い、利他的な行動を偽善呼ばわりし、「老害」「シルバー民主主義」などの悪意の言葉が流行し虚構の世代間対立を煽る言説を真に受ける者は多い一方で、教育を放棄し予備校化した学校教育の影響で、実在する階級対立を認識できる者は少数しかいない今の日本社会と、差別や憎悪犯罪の温床と化したインターネットの世界と、法律に従ったフィルタリング設定をせず保護者からスマホを与えられた子ども達がネットを通じ性犯罪被害にあったり殺されたりしている現状に恐れを抱き、今日も怯えながら暮らしています・・・

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