会社員の場合、健康保険などの社会保険の事務は会社がやってくれます。
一方、個人事業主になると、健康保険も自分で入って、税金の控除の計算なども自分でします。
そのため、社会保険などの関連書類は会社員時代以上にきちんと整理しておく必要があります。
個人事業主は社会保険など各種の書類を整然と整理する必要がある
会社員をしていると、社会保険や税に関する計算や事務処理は一通り会社がやってくれます。
そのため、社会保険関連の書類などをそれほど完璧に整理していなくてもそれほど支障はないかもしれません。
ところが、個人事業主になると、社会保険への加入、保険料の支払い、税金の控除の申請など、一通り自分で行います。
もし、社会保険などに関する各種の書類がきちんと整理されていないと、自分で色々な手続きを行う時に支障が出ます。
書類をなくして探したりしていると、時間のロスになって収入にも影響してきてしまいます。
よって、個人事業主は会社員時代以上に書類をきちんと整理する必要が出てきます。
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整理するべき社会保険関連の書類の例
- 健康保険の書類(保険料支払い関連、病院のレシート、健康診断の案内・結果の書類、など)
- 年金の書類(年金定期便、保険料支払い関連、など)
- 税金関連の書類(地方税の支払い関連、毎年の確定申告の控え、など)
- 自分で加入している生命保険などの書類(契約内容の確認書、など)
それぞれにファイルを1個用意して整理すると良い
社会保険や税金などの関連書類は結構多く、数年でどんどん増えていきます。
特に健康保険の書類は健康診断の結果などもあって特に多い感じがします。
しかし、何かあった時に過去の書類を確認したい場合も出てくるので、しばらくは保管する必要があります。
そこで、健康保険、年金保険などそれぞれに専用に厚さ5cm程度のA4ファイルを1つずつ用意すると良いでしょう。
それに健康保険関連、年金保険関連の書類をそれぞれ全て綴じていきます。
健康保険のファイルなら、健康保険に関する書類と、健康診断の結果なども全てファイルに綴じていきます。
このようにすると、いつでも必要な書類が見つかります。
1冊のファイルを複数の分野で共用しない方が良い
ファイルが増えるのを避ける為、1冊のファイルに健康保険の書類も年金保険の書類もすべて綴じたいと思うかもしれません。
しかし、複数の社会保険でファイルを共用しない方が無難です。
健康保険関連の書類も年金保険の書類もそれなりに多く、軽く5cmくらいの厚さのファイルをいっぱいにする分量があります。
また、1つのファイルを共用すると、いくらファイル内に仕切りなどを綴じて工夫していても、必要な書類が探しにくくなります。