人付き合いが下手でも面接を受けて就職する方法

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人付き合いが下手な人や対人恐怖症の人も、就職して働いて生活に必要なものを得る必要があります。
しかし、人付き合いが下手な人は就職の面接で合格するのが大変です。
方法を知れば人付き合いが下手でも就職の面接で合格できます。

基本的な事実 面接官は受験者がどのような人間か見抜けない

面接官は特殊能力を持っていない普通の人

当然のことですが、就職の面接官は人の内面を見抜く特殊能力を持っている人ではなく、普通の人です。
たまたま人事部に配属されている社員や、たまたま部長や社長をやっている人で、普通の人です。

そのため、20〜30分程度の時間で受験者がどのような人か、仕事の適性はどのくらいかなど、見抜けません。
もし見抜けると思い込んでいる人事担当者がいたとしたら、自らがものを知らない愚か者だということすら知らない愚か者だということです。
最低限のものごとを知っている人間は、自分が何も知らない愚か者だということを知っています。

参考

ソクラテスの弁明 クリトン (岩波文庫 青601-1)

プラトン著、久保勉訳 ソクラテスの弁明 クリトン (岩波文庫 青601-1)

面接官は、雰囲気で明るく快活な人かそうでないか見ているだけ

世間では暗いよりは明るく快活な人が善とされます。

仕事上も、明るく快活な人の方が社内のやりとりもスムーズで、外部の取引先にも印象が良いだろう、ということで、明るく快活な人が高く評価されます。

そのため、面接官は受験者が明るく快活か、そうでないか、だけを見ています。
初めて会った人と20〜30分話したくらいでそのような雰囲気以上のことを見抜くのは無理だからです。

1 明るく快活な人間を演じる

面接で合格するためには、明るく快活な人を演じます。

性格など人により様々なので、暗い人も明るい人もいるでしょうが、明るく快活な人を演じるのは誰でもできます。

履歴書でも明るく快活な人を演じる

履歴書でも明るく快活な人を演じます。

例えば営業職の面接なら、志望動機に人と話すのが好きだから志望しました、などと書いておきます。
実際は人と話すのが好きでなくても、好きだと書いておきます。

性格の欄にも、明るい、と書いておきます。

面接の本番でも明るく快活な人物を演じる

面接の本番でも、履歴書の内容にもとづいて明るく快活な人物を演じます。

例えば営業職の面接なら、人と話すのが好きなので営業は自分に向いていると思い志望しました、と述べます。

私場合、明るく快活な人物を演じたら採用された

私は対人恐怖症でしたが就職しなければならないので何箇所か面接を受けました。

当初は本音で面接を受けていたためほとんど落とされました。

明るく快活な人物を演じないと合格できないようだと気付き、営業職の面接を受ける時に明るく快活な人物を演じました。
履歴書でも明るく快活な人物を演じました。
面接の本番でも、人と話すのが好きなので自分には営業職が合っていると思います、と述べました。
すると合格しました。

2 面接官の好み

面接官の好みの問題もあります。

人付き合いが下手な人や対人恐怖症の人は、明るく快活な人よりは大人しめの暗い感じの人が多いです。
面接官の好みも色々なので、明るく快活な人よりもおとなしめの静かな人間を好む面接官もいます。

暗めの人がいくら明るく快活な人間を演じても、なんとなくおとなしめな人間の雰囲気は出てしまいます。
しかし、面接を受けた会社の面接官がおとなしめの人間を好む人だった場合は合格できます。

まとめると以下のようにすると就職面接に合格できます。

  • 素の自分で面接を受けず、明るく快活な人物を演じる
  • おとなしめの人間を好む面接官に遭遇するまで面接を受け続ける

根気よく何箇所も面接を受け続けていれば合格できます。

参考 おすすめの求人情報

「しんぶん赤旗」の求人欄

「しんぶん赤旗」に掲載される求人情報はおすすめです。

「しんぶん赤旗」には民主団体や労働組合関連、民主経営の会社の求人情報が載ります。
市内の民主団体などが求人広告を「しんぶん赤旗」に折り込むケースもあります。

民主団体や労働組合は、おおまかに言えば私たちのような財産を持たない一般庶民の権利を守る目的で活動しています。
民主経営の会社は、創業者がビジネスアイデアを活かして一儲けしようと思って作った会社ではなく、労働者階級が自ら作った会社です。

そのため、ある程度働きやすい可能性が高いです。
また、人付き合いを巧みにこなして勝ち上がってきた勝ち組のような従業員はあまりいない傾向もあります。

民主団体や労働組合の職員になったとしても、当然ながら嫌な同僚、嫌な上司、などはいるかもしれません。
民主経営の会社でも、不当解雇などをしてくるかもしれません。

しかし、一般庶民の権利を守る目的で活動している団体や、労働者階級が自ら作った会社なので、自分が法律や労働者の権利などを勉強し、その知識に基づいて正当な主張や反論をすることで、ある程度議論が成り立つ可能性があります。

よくニュースで聞くような、有無を言わさず不当な職場異動をさせられて資料室に机を一つ置いて仕事を与えられずに閉じ込められる、などのやり方で全く議論が成り立たない、という状況にはなりにくいです。

ですので、人付き合い下手や対人恐怖症などの人で就職後の会社生活が不安で、弱肉強食の会社生活において同僚や上司との人間関係が心配でならない、ニュースで聞くようなブラック企業で自殺に追い込まれるのではないかと心配でならない、という場合は「しんぶん赤旗」の求人欄を利用するのをおすすめします。

しんぶん赤旗|日本共産党

どのような職場でも、不当なことを正す努力は必要

先ほど述べた通り、民主経営の会社であっても不当解雇や上司から部下への不当な攻撃は行われるので、労働組合に入って日々勉強して、不当なやり方に対して自分で反論できるよう勉強する必要はあります。
会社の業務で起こる不当なことについては、労働組合に相談して、集団で解決しましょう。

ちなみに労働組合に入ったら、労働組合は自分自身です。何かあったとき労働組合という団体に頼むと労働組合が何かやってくれるわけではありません。労働組合は労働者が集まって作っているものなので、労働組合の本体は組合員である自分自身です。
労働組合に助けを求めたら、自分を含む労働組合員全員で問題の解決の努力をすることになります。

労働組合に入っていなければ、不当なことをする会社や、不当なことをする上司と、自分個人で対することになります。
一方、労働組合に入っていれば、不当なことに対しては労働組合として集団で対することができます。

参考書籍

対人恐怖 (講談社現代新書 981)

内沼幸雄著 対人恐怖 (講談社現代新書 981)

ビジネス健康
筆者
わたし

差別や暴力が渦巻き、弱い者や不器用な者や真面目にやろうとする者を嘲り笑い、利他的な行動を偽善呼ばわりし、「老害」「シルバー民主主義」などの悪意の言葉が流行し虚構の世代間対立を煽る言説を信じてしまう人は多い一方で、実在する階級対立を認識できている人は少数しかいない今の日本社会と、差別や憎悪犯罪の温床と化したインターネットの世界に恐れを抱き、今日も怯えながら暮らしています・・・

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