顧客の数が増えてくると、同時に動く仕事の数が増えて、管理しきれなくなってきます。
どの仕事を、いつ、いくらの金額で、いつ納品予定で受注したか、などが管理しきれなくなると、納期に間に合わない事態や請求漏れが発生するなどの事態になります。
そういう事態にならなにため販売管理ソフトで管理すると便利です。
Macで使える販売管理ソフトを探してみました。
販売管理ソフトが必要な理由
会計ソフトは見積書・請求書の発行などはできるものもある
「Macの青色申告」のように、会計ソフトでも見積書を作成したり、請求書を発行したりできるものもあります。
そのため、仕事の数がそれほど多くなければ、会計ソフトだけで仕事の管理をできる場合もあります。
会計ソフトでは仕事の受注・納品などの管理はできない
仕事の数が増えてくると会計ソフトだけで仕事を管理するのは難しいです。
例えば「弥生の青色申告オンライン」のような会計ソフトでは、仕事の受注・納品などの管理はできません。
例として8カ所の得意先から、10種類の受注を受けているとします。
それぞれの仕事にそれぞれの金額、納期などがあります。
そこで、10種類の仕事それぞれに納期などを管理し、仕事を進めて順次納品し、請求をしていきます。
こういった場合、仕事が10種類もあるとどの仕事をいついくらで受注して、納期がいつだったか管理しきれません。
さらに、納品した仕事のうちどの仕事が請求済みか未請求か、なども管理しきれません。
そのような管理を行うために、販売管理ソフトが必要になります。
Macで使える販売管理ソフトの例
Macで使える、購入してインストールするタイプの販売管理ソフトはとても少ない
店やネット通販で購入してインストールする普通の会計ソフトや販売管理ソフトは、ほとんどがWindows版です。
Mac版の販売管理ソフトは数えるほどしかありません。
クラウド型の販売管理ソフトは費用がかかる
クラウド型の販売管理ソフトはMacで使えるものもそれなりにあります。
しかし、クラウド型の販売管理ソフトは定期的に利用料がかかり、総額で見るとたいてい普通に購入してインストールする販売管理ソフトより高くなります。
Macで使える、おすすめの販売管理
ソリマチの「販売王」(Windows用)をMacで使う
Macで使える良い販売管理ソフトはあまりありません。
Windows用のソリマチの「販売王」などをMacで使うのが良いでしょう。
「Parallels Desktop」というMac用のソフトを使用してMac内でWindowsを使えます。
Macに「Parallels Desktop」をインストールし、Windowsを購入してParallels Desktop上のWindowsのライセンス認証をします。
あとは「Parallels Desktop」内のWindowsにソリマチの「販売王」をインストールすると、Macのパソコンで販売王を使えます。
【販売終了】 販売管理 小次郎 Mac版
選択範囲の少ない中、「販売管理 小次郎 MAC版」はMacで使えるインストール型の販売管理ソフトで、大変使いやすいソフトでした。
しかし、残念ながら販売が終了してしまいました。
更新も終わっているようで、私の場合はMac OS 10.14にアップグレードしたところ、もう起動できなくなってしまいました。
MISOCAは販売管理ソフトというわけではない
クラウド請求ソフト「MISOCA」は単に見積書、請求書などを発行する他に、受注、入金などの管理も少しできるようになっています。
ですが、販売管理ソフトというわけではないため、販売管理に関することはかなり簡易的なことしかできません。
一般的には受注伝票を起票し、納品後は売上決定して売上伝票を作り、売上伝票に基づいて月締めの請求書や単票の請求書を発行したりします。月締め請求書なら未入金の請求があれば繰越金額も記載し、繰越金額も含めた今月の請求額を記載したりします。
しかしMISOCAでは売上伝票を作るような機能はなく、繰越金額も載った月締め請求書を発行するような通常の販売管理ソフトでできることができません。
私が試用したときにはMISOCAでは単票の請求書しか発行できませんでした。