十代の頃、宇宙や天文に興味を持ち、天体観測などに取り組もうと思いました。
しかし、天文の趣味は結構難易度が高く、思ったように天体を見つけたり観察・撮影をしたりするところまで行かずに挫折して大人になりました。
天体観測に挫折せずに取り組む方法を考えてみます。
天文は難易度が高く挫折する
NHKスペシャル「銀河宇宙オデッセイ」などを見たら、天文に興味が出て、天体観測をしてみたくなります。
しかし、天体観測は難易度が高いです。
星座早見盤は空を歪めて表示しているなどの理由で実際の星空とはかなり異なる雰囲気なので、星座早見を使ってマイナーな星座を見つけるだけでも困難です。
双眼鏡を使えば都市部でも結構星は見えますが、やはり星座早見だけを頼りに星座や星雲などの天体を見つけるのは結構難しいです。
天体望遠鏡を使う場合、火星、木星、土星などの明るい惑星は比較的簡単に見られますが、星雲や星団などの天体を見るのはかなり訓練をしなければ困難です。
そのようなことで、多くの人が未成年のうちに天体観測に挫折して、大人になり、日々の労働に忙殺されていくのです。
天体観測に挫折せずに取り組む方法
スマホのアプリ「iステラ」で星座を見つける
星座早見盤をデジタル化したようなスマホアプリ「iステラ」「スマートステラ」というものがあります。
これを使うと、極めて簡単に星座を見つけることができます。
マイナーな星座も見つけられ、くじら座の変光星ミラなど一般的な星座早見盤だけを頼りにしても絶対見つかりそうにない星も「iステラ」「スマートステラ」を使うと見つかります。
少年の頃、星座早見盤を頼りにして星座を見つけるのに挫折した人でも、「iステラ」「スマートステラ」を使えば挫折せずに次々に星座を見つけられます。
「iステラ」はデータ通信オフで使用可能
「iステラ」はデータ通信をオフの状態で使用可能です。
幼児や児童のような成長期の子どもは、スマホの無線通信で発生する電磁波による人体影響が大きい可能性があり、フランスなどでは幼稚園や学校など子どものいる場所での無線LANその他の無線通信が規制されていると聞きました。
「iステラ」を子どものそばで使う場合は必ず機内モードにし、WiFi、Bluetoothもオフにしましょう。
「iステラ」は無線通信をすべてオフにした状態でも使えました。
星野撮影から徐々に進める
いきなり天体望遠鏡での撮影などに取り組もうとすれば、難易度が高く挫折するかもしれません。
とりあえず星野撮影から段階を踏んで進めましょう。
モーターなど足りないものを調達し、進める
昔買った望遠鏡で、例えばモーターなど不足しているものもあります。
大人になった現在なら欲しい装備をある程度買えるでしょうから、必要なものを調達しましょう。
天文手帳を買う
天文手帳を買うのも良いでしょう。
玄人向けの内容が多いですが、買っておけば、せっかく買ったから今年は挫折せずに取り組もう、という気合は入ります。
天文ファン向けの手帳は何種類かあります。
地人書館の「天文手帳」は古くから出版されている手帳で、私が中学生時代にも科学部の天文班の人たちが天文手帳を持っていて、それを見て私も欲しくて中学時代から買っています。